よくみえるってどういうこと?

あいかわらず誰の役にもたたないだろう日記

誠意とは

3月生まれのTさんのお誕生祝ランチで、kabiへ。

義妹のお祝いをしたとき気に入り「またくるぞ~」と思ったものの、機会に恵まれず…(一斉スタートのおしゃれレストランにひとりでさくっとは、なかなか)招待という名のエゴ。おつきあいいただき、まことにありがとうございました。

Tさんのライフは現在混沌の極み、予想外の派手な転がりかたをしていて(残念ながら悪い方向へ)当日は彼女のご要望により、まずはランチを(Tさんノンアル、私はアルコール2杯とともに)すべて忘れて堪能し、のち場所を変え気分を変え、傾聴するスケジュールとなった。

(もちろん他人にいいたくなきゃいわなくていい話なんだけど、誰かにまとめて報告したい、そのほうが「おもしろいから」つって。「ごく少数のひとにぶちまける」のがとんでもない事態に巻き込まれた際の主な処しかただしね。抱え込みすぎもしゃべりすぎも、いい結果を生まない)

前回訪問時もいいお店~とほくほくしたが、今回も同様で、お店のひとがいきいきして大変かわいく(「以前もいらっしゃいましたよね? おしゃれなひとだな~って覚えてました!」)食材や飲み物についてきらきら語るさまにすっかりひき込まれる我々。

なにより一皿一皿への「おいしい!!」「体にやさしげ~」「きれい!」という主役の感嘆。誇らしかった(「東京カレンダーじゃなくてPOPEYEだね」とずばりTさん。たしかに)。

(くわえて翌日彼女のタレコミで発覚したのだけれど、食通でしられる直木賞作家がこの日夜、恋人と来店したそうで。ファンのTさんに遠回りながらプレゼントの上乗せができてラッキー)

雨まじりの寒い日だったけれども、心温まる時間をもてた。おいしい料理と気のおけない友人。尊い。長生きしてください。

そして、駅まで戻り(どのチェーン店もいっぱいだったため)「集」へ。腰を据え、場にぴったりの「お金(つか「金銭トラブル」)の話」をたっぷり。

ところで、Tさんは全方位にきちんとした、「だらしない」の対極のひとである。

対して私は、お金(「お化粧」もだけど。っていきなりメイクを出すのも恐縮ですが、「衣服」にかなり執着するひとが「メイク」には断固視線を向けない、その「向けなさ」ときたら病を自覚するほどだ。学生時代から「精神分析もんだね」といわれ、頑なにデパート1階は素通り。ネットの口コミサイトもみない。眉もそろえるのみ、ファンデーション塗るみたいな正式なもの(?)は成人式のお着物撮影以来なし。肌や顔立ちに自信があるからではなく、「めかす」と「メイク(爪やスキンケア含)」は同じくくりと重々承知していても。と同時に、避け続ける自分を矯正することへの抵抗もそれなりにはあったりなんだり…。とりあえず髪はこまめに整え、口紅は塗ってますので!)に関しての興味も知識もゼロ。赤字じゃなきゃよし、貯めてるひと尊敬、老後破綻予定の身で焼石に水の節約しても…を言い訳に、今月来月の糊口をしのぐ生活を送っている。

話をもどすが、それくらい「経済にうとい」「ファイナンシャルプランってなに?」な人間ですら「さすがにここは」「社会通念上いたしかたない」と判断し、いやいやながらも書類をかいたり申請を出したりすることもあるのよ、社会人ゆえ。

まして「ちゃんとしたひと」においてをや。
そう、このたびの顛末には「Tさんの責めに帰すべき事由はない」。どころか、信じられない有能さで「要求された資料を集め、まとめ、提出(拝見したが美しかった)する」というベストの対応をした。会社勤めをしながら。夜な夜な。なのに。なのに。

お金って怖いわ~。請求するほうも支払うほうもふわっふわ&ぐらぐらのまま進めると、まさかまさかの展開に(大のおとなが雁首そろえて手前で止められなかったのか)。闇金的な話じゃないのよ。誰も陥れようとかしてなくてもなのよ。

個人としては「バカじゃねえの」「めくら判!」とあのひとこのひとにいって回りたいが(ハリセンでたたきながら)、いくら堅実に暮らそうが泥試合に参加させられてしまうことがあるんだな~という妙な感慨もある。

お誕生日にかこつけるなら、おとなになったら落ち着くなんて、嘘よ、大嘘! かしらね。なんだそれは。