よくみえるってどういうこと?

あいかわらず誰の役にもたたないだろう日記

秀和スカイ

青い屋根とホイップクリームを塗りたくったような壁がずいぶん前から好きで、出会うとにっこりしてしまう私だ。

これは近所の秀和。賃貸や分譲が出ると(分譲多め)ついついチェック。秀和全体の決まりなのか「バルコニーの洗濯物干し禁止」の時点で自分には無理なため、今後も住めそうにないけど(ものすごい大金が転がり込んで、自宅と別に買えるとかすりゃ別だが。ないわ! そんな千載一遇のチャンス。有料老人ホーム優先ですし →暗い)エントランスののんびりした感じなど、本当にいい。

新築あるいは築浅、なのに、この広さ! なマンション(高すぎて笑う)も点在するけれど、値段以前に気がまったく乗らず、ヴィンテージマンション(といわれる集合住宅)にばかりうっとりする。

昭和生まれ。古着好き。60年代の映画って外国のも日本のもカワイイよね~な人間の性だろうか。

秀和ではないけれども、やはり徒歩圏内にヨーロピアンなルックス&いきなり吹き抜け&螺旋階段&アールデコっぽいバルコニーetc.を備える古く過剰なマンションがあり(豪奢な装飾に惹かれるのも加齢のなせる業かしら…。いやいや、若いときから「打ちっぱなし」「ソーホー」系にはピンとこず「寒々しい。犬とかかわいそう」と思ってたし)チラ見するだけで楽しい。

先日ポッドキャストをきいていたら、ブルボン小林さんが「築50年のプール付きマンション」について語っていらして、昭和の夢が詰まった高級集合住宅に浮かれる気持ちに同意しかなかった(正確には妻のかたへの共感、か)。

いい。いいもんだよ、古いマンションは。当然ボロが出てきて修繕はいちいちバカ高く、地震も怖い。そもそも築年数のわりに全然安くないときてるのだけど。でもでも。

東京のいい時間(とき)を見つめてきた小ぶりの城(シャトー)、それが秀和。

(慣れてないとめっぽう下手だな…)